Contents
- 1 「子どもが不登校になった」と悟った時、いいしれぬ不安や疑問、怒りといった感情を親御さん
- 2 父親と母親がコミュニケーションを取る
- 3 子どもの行動や言動を記録する
- 4 子どもの言動を記録することは、親にとって子どもの意見をしっかりと聞く機会
- 5 勉強をする環境を用意する
- 6 教室には行けないが、学校には行ける、という子であれば特別教室や保健室登校
- 7 家庭での役割を与える
- 8 子どもが興味のあることがあれば、それを役割として任せる
- 9 自立や学歴の重要性を伝え、選択肢を一緒に考える
- 10 学歴については、大卒、専門卒、高卒、中卒でも求人数が大きく変わってる
- 11 親が不登校の子どもに言ってはいけないこと
- 12 子供を無理やり動かそうとしない
- 13 親の考えを言わない(子供の思いを聴く)
- 14 問いつめない
- 15 親の感情をぶつけない
- 16 親のサポートなしで子供がスムーズに不登校脱出できるでしょうか?
「子どもが不登校になった」と悟った時、いいしれぬ不安や疑問、怒りといった感情を親御さん
「子どもが不登校になった」と悟った時、いいしれぬ不安や疑問、怒りといった感情を親御さんは抱くでしょう。ですが、それを直接子どもにぶつけても、決していい結果にはなりません。
逆に、腫れ物のように接すれば、子どもにとってはプレッシャーとなったり、社会性を欠いていく原因となります。
子どもが不登校となった時、親はどのように対応していけばいいのでしょうか
父親と母親がコミュニケーションを取る
子どもは、父親と母親がどんな関係か、どんな会話をしているかということを親が思うよりもしっかりと記憶しているものです。
喧嘩ばかりしていたり、夫婦間での会話がない、子どもに夫や妻の悪口を言う、という環境にいると、子どもは親のことを信頼できなくなっていき、ますます心を閉ざしてしまいます。
また、子どもが親に相談をしたとき、父親と母親が言っていることがあまりにも違うと、子どもは混乱し自分の行動を決めかねることになります。
子どもの将来について、夫婦の将来について話し合い、しっかりとコミュニケーションを取りましょう。
子どもの行動や言動を記録する
学校や、支援センター、カウンセラーに相談する際、子どもの気になる行動や言動をきちんと伝えることで、適切なアドバイスが受けられたり、注意して接してもらえるようになります。
行動には、子ども自身も意識していない不安や不満が表現される場合もありますので、子どもの気持ちを理解することにも役立てられるでしょう。
子どもの言動を記録することは、親にとって子どもの意見をしっかりと聞く機会
また、子どもの言動を記録することは、親にとって子どもの意見をしっかりと聞く機会となります。親の意見を押し付けたり、言葉を補ってあげてしまっては、「子どもの言動を記録する」ことになりませんので、子ども自身の言動にしっかりと耳を傾けてあげましょう。
勉強をする環境を用意する
不登校となった子どもがまず低下しやすいものが学力です。
学力が低下することで、「学校に戻っても勉強について行けないんじゃないか」という不安が増し、ますます学校から足が遠のいてしまいます。
更に、学校での勉強という大きな習慣がなくなるため、マンガやテレビを見て過ごす生活に慣れてしまい、夜更かしやひきこもりといった生活の乱れが加速していきます。
教室には行けないが、学校には行ける、という子であれば特別教室や保健室登校
教室には行けないが、学校には行ける、という子であれば特別教室や保健室登校を。
学校には行きたくない、という子には、フリースクールへの登校や、不登校児のための塾の利用、家庭教師といったサポート機関を利用して、学習を継続できる環境を用意しましょう。
家庭での役割を与える
家族というのは一番小さな社会です。
外に出ることが困難だったとしても、まずはこの社会の中で、子どもが社会性を損なわずに生活をしていけるよう、些細なことでもいいので子どもにも役割を課しましょう。
子どもが興味のあることがあれば、それを役割として任せる
例えば、食器洗いでも、洗濯物をたたむ、でもなんでもいいのです。
子どもが興味のあることがあれば、それを役割として任せてもいいでしょう。
例えば、お小遣い帳をつけるのが好きだったら、家計簿をまるごと任せてもいいかもしれません。料理が好きだったら、献立を考えるのを任せてもいいかもしれません。
任せるのと同時に、実際に子どもがやってくれたら「ありがとう、助かったよ」といった言葉をかけることも重要です。
また、子どもが出来ない日があったとしても、責めるのではなく「また今度お願いしてもいい?」といつでも頼りにしていることを伝えるようにしましょう。
自分は人の役に立っていること、失敗してもやり直せばいいことを少しずつ感じられる環境が大切なのです。
自立や学歴の重要性を伝え、選択肢を一緒に考える
不登校となり、ある程度の時間は子どもにも休息が必要でしょう。
しかし、何年もそのまま不登校を続けている間に、子どもは年を取ります。そして親ももちろん年を取るのです。
年齢順で言えば、親は必ず子どもより先に死んでしまいますね。
その前に、親が年金生活となれば子どもを養うほどの金銭的余裕がなくなる可能性も考えられます。
就職したり大学を出た人でも、再就職が大変な世の中で、30代、40代で職歴・学歴無しの人間が自立できるだけの収入を得続けることは、簡単なことではないと言わざるを得ません。
学歴については、大卒、専門卒、高卒、中卒でも求人数が大きく変わってる
学歴については、求人サイトを見てみると分かりますが、大卒、専門卒、高卒、中卒でも求人数が大きく変わってきます。もちろん学歴が全てではありませんが、学歴は「あって有利になることはあっても邪魔になることはない」ものではないでしょうか。
こういった事実を親は子どもに伝え、どうしたらいいかを一緒に考えることで、子ども自身も考えるきっかけを得られるでしょう。
なお、家庭の金銭状況や、問題についての事実を元に条件を提示すること(「私立に行くなら奨学金を借りて欲しい」「実家にいるなら◯円は家に入れること」 など)は大切ですが、医学部以外はダメ、正社員以外はダメ、◯◯県以外はダメ、といった条件をつけることは控えましょう。
親が不登校の子どもに言ってはいけないこと
子供が突然不登校になった……
そんな突然の事態が起きるとあたふたして、冷静さを失ってしまうものです。いったい何をどうしていいかわからず、混乱気味でとんでもない対応をしてしまう親御さんも多いはずです。
そこでこれから、子供が突然不登校になった際の対応の仕方のポイントをいくつかお伝えします。これらを頭に入れて適切な対応をとってください。それだけでも、お子さんの将来が全く違ったものとなるでしょう。
子供を無理やり動かそうとしない
不登校の子供はただでさえ無理をしています。不登校になる前ずっと無理をしてきて、不登校になった直後も精神的に無理をしているケースが大半です。
ですから、そこに親の“無理やり”が加わると子供は耐えきれません。自分でも無理をしていて、そこに親からも無理を強いられるのですから、キャパシティーオーバーなってしまい精神的に崩壊してしまうのです。
そうして、あっという間に不登校悪化→長期化へ。大半の不登校事例が短期間で解決しない原因はここにあります。
不登校直後、子供を無理やり動かそうとするのはお勧めしません。無理やり動かそうとするのではなく、子供が自ら動きたくなるようにサポートしていきましょう。
そのサポートのしかたは奥が深いものなので一口では説明できませんが、まずは子供の話を聴くことに集中するだけでもOK。子供を無理やり動かしたくなったら、そこで頭を切り替えて「子供の話を聴く!」と転換する。その心がけがあるだけでも、子供の“動き”は全く違ったものとなり、短期間で不登校を抜け出す可能性が高まります。
親の考えを言わない(子供の思いを聴く)
親の考えはまっとうです。一般常識に照らし合わせれば、親が考えていることはまともである可能性が高いでしょう。その正しい考えを子供が分かっていない気がして、親は必死に子供に伝えようとしてしまうものです。
けれども、何が正しいかなんて子供が一番よくわかってます。親からわざわざ言われなくても子供自身でわかっているのです。もしかしたら、親以上に子供のほうがわかっているかもしれません。それぐらい「正しい考え」は子供自身がよくわかっています。
ですから、それをわざわざ言う必要はありません。言わなくてもわかっているのですから、言う必要は無いのです。
もし、親の考えを言ってしまったらどうなるか?
ほとんどの不登校の子供は責められているように感じます。バカにされているように感じる子供もいます。そうして親と距離を置きたくなり、黙り込んだり引きこもったりして不登校長期化に向かうのです。
念のため、親が言わないほうがいい言葉の例をいくつか挙げておきましょう。
<例>
「学校に行かないと人生が狂うよ」
「私たち(親)のために学校に行って」
「学校行かないで、勉強はどうするの?」
「将来はどうするの?」
こういった言葉を言ってしまったら、子供は精神的に追い詰められてボロボロになってしまいます。
ちなみに「どうなっても知らないから」は禁句です。これを言ってしまったら終わりだと思ってください(※)。
親の考えは言わず、子供の思いを聴きましょう。何も話してくれないなら、あなた(子供)の気持ちを知りたいと意思表示をしましょう。それも無理なら、最大限に想像を広げて今の子供の気持ちを想像してみて、その気持ちに共感してみましょう。そんな時間をとるだけで、最悪の事態を免れることができます。
問いつめない
子供自身、自分でもわからないところがあります。どうして学校に行きたくないの?と問われてもその理由がハッキリしないケースもあるのです。
そこに「どうして?」「どうして?」と問い詰められてしまうと、子供の心の中では親が邪魔者にしか映りません。
いちどそう感じてしまうとそこからはだんだんと心を閉ざし、親に本音を言わなくなります。子供が本音を言わなくなれば、親としては子供をどうサポートしていいかわからなくなるでしょう。そうなってしまえば確実に不登校は長期化に向かいます。
いじめが原因で不登校になった場合も、理由を聞かれるのはつらいものです。どうして学校に行きたくないの?と聞かれるたびに、辛かったいじめのことを思い出し傷口をえぐられるような感覚になります。
そこで問いつめたら……?
子供の心の中で親が敵になります。自分の心を傷つける悪魔に見えてしまうのです。そうなってしまえば子供が心を閉ざし、場合によっては引きこもりになるでしょう。いちど引きこもりになってしまったら、そこから不登校脱出に向けての改善は非常に困難となります。
そもそも、問い詰められると反射的に感情的になる子供も多いものです。よくわからないけどここは怒りを爆発させて防御しておけ!!と心が指令を出し、感情的になるんですね。その意味でも、親が子供を問い詰めるのは好ましくありません。
子供が不登校になった直後というのは、ついつい親が子供を問い詰めてしまいがちで、それが原因で不登校長期化に直進するケースが大半です。気をつけましょう!
親の感情をぶつけない
親が感情的に爆発してその感情を子供にぶつけたら、子供は親のことを「子供」のようにしか見れません。
「あーあ、こんなに感情を爆発させちゃって……面倒臭い人だなぁ。親ならもっとしっかりしてくれよ……」
そんながっかりするような気持ちになり「この親は自分の力になれない」と失望します。
そうなってしまえば、親が子供のサポートをすることは難しくなるでしょう。未熟な人のサポートが力になると考える人はなかなかいません。子供も同じです。親のことを「子供」だと思っているのですから、「こんな未熟な人が自分をサポートすることなんて無理!」と感じてサポートを拒否してしまいます。
親のサポートなしで子供がスムーズに不登校脱出できるでしょうか?
不登校脱出はそんなに甘いものではありません。親のサポートなしで子供一人の努力で不登校脱出しようとしても困難です。
親のサポートだけで不登校脱出できるわけではありませんが、親のサポートがあって初めて不登校脱出できるところもある点を覚えておきましょう。
子供に感情をぶつけないために、親御さんが自分自身の感情との上手な付き合い方をトレーニングで身につけておくことが重要です。今すぐにでも、感情に関するトレーニングを始めてください。(これは不登校初期の子供を持つ親御さんも既に不登校が長期化してしまっている子供を持つ親御さんもどちらも必須のことです)
トレーニングの仕方は色々とあり、本気でトレーニングしたい方は不登校専門家のもとで行うべきですが、どうしても自分一人で基本的なトレーニングをしたい場合には「深呼吸&生命感謝」を継続してみてください。(一日一度以上、毎日必ず継続しなければ効果はありません。一日でもサボってしまったらリセットされると思ってください)
「深呼吸&生命感謝」のトレーニングはシンプルです。大きく3回深呼吸をして、子供が生まれてきてくれたこと、生きていてくれるだけでもありがたいことを思い出すのです。そしてその時に自然と湧いてくる感謝の気持ちを充分に味わってください。それを継続するだけで感情が乱れにくくなり、感情が爆発するリスクも減り、子供に感情をぶつけてしまうリスクも減っていきますよ。
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この度は僕のブログを読んでいただきありがとうございます。
当ブログは不登校だった僕が受験勉強で死ぬほど人生変わったので、そのことについて一部始終書いています。
もし今不登校で自分の将来に悩んでる方が見て、少しでも勇気が出たら嬉しいです。
ちなみに僕の人生が変わったきっかけはこのブログを見てからなので興味ある方は是非↓
【慶應早稲田なんて簡単だ。最後にSFCに2ヶ月で受かった個別指導生徒とのLINE@の案内あり。】
さらに僕が受験勉強する上で影響受けた動画はこちらです。