Contents
- 1 発達障害の中学生の中には学校生活での不適応を起こし不登校になってしまう
- 2 思春期は精神的にも肉体的にも、大きな変化が現れてくる時期
- 3 学校での不適応や不登校は、将来的に二次障害(強迫性障害、不安障害、ひきこもり、うつ病、家庭内暴力など)を起こす
- 4 非行など問題行動が外に向かうタイプと、うつや対人恐怖、ひきこもりなど内面に向かうタイプ
- 5 広汎性発達障害の中学生が不登校になりやすい理由
- 6 知的障害のない広汎性発達障害の子供は、学校の勉強はそこそこできる
- 7 不登校の数は小学生に比べると、中学生の方が出現率が高くなる
- 8 担任教師が一人一人の子供とのコミュニケーションを取る時間も少なくなる
- 9 広汎性発達障害の児童は、その障害の特性から環境の変化に弱い
- 10 いじめやからかいの対象になり、成績が落ちるようになり、やがて不登校に
- 11 不登校の子どもの話を聞くテクニック
- 12 子どもが不登校になった際に気をつけること
- 13 【本題に入る前に】
- 14 感謝
発達障害の中学生の中には学校生活での不適応を起こし不登校になってしまう
広汎性発達障害の中学生の中には、勉強や運動面でついていけないことから、精神的に不安定になることがあります。
学校生活での不適応を起こし不登校になってしまうこともあります。
思春期は精神的にも肉体的にも、大きな変化が現れてくる時期
広汎性発達障害の子供の半数は知的障害を持たないといわれています。
早期に診断を受けた子供は学校適応が良好であるといわれますが、一方で幼児期、小学生を過ぎ、中学生になって不適応を起こして受診にいたる子もいます。
学校での不適応や不登校は、将来的に二次障害(強迫性障害、不安障害、ひきこもり、うつ病、家庭内暴力など)を起こす
はじめは不登校や、学級になじめず外来を訪れた子が、基底に広汎性発達障害をもっていたということはよくあるようです。
学校での不適応や不登校は、将来的に二次障害(強迫性障害、不安障害、ひきこもり、うつ病、家庭内暴力など)を起こす場合があります。
非行など問題行動が外に向かうタイプと、うつや対人恐怖、ひきこもりなど内面に向かうタイプ
これらは本人はもちろんですが、家族にも深刻な影響を及ぼします。
二次障害には2つのタイプがあり、周囲への反抗や家庭内暴力、非行など問題行動が外に向かうタイプと、うつや対人恐怖、ひきこもりなど内面に向かうタイプです。
成績も普通以上で発達障害があることを見過ごされ、適切な支援を受けられなかった子どもが思春期に発症するケースが多いそうです。
広汎性発達障害の中学生が不登校になりやすい理由
広汎性発達障害の児童には、感情表現や共感性の乏しさ、他者の気持ちを理解することが困難である認知能力の特異性が認められます。
知的障害のない広汎性発達障害の子供は、学校の勉強はそこそこできる
知的障害のない広汎性発達障害の子供は、学校の勉強はそこそこできるので、それほど問題視されませんが、対人関係において問題を抱えていることが多いです。
さらには、自分の気持ちを言語化することが苦手で、人間関係のトラブルや自分の状況を詳しく説明できないことが多く、さらにストレスを抱え込んでしまうようです。
不登校の数は小学生に比べると、中学生の方が出現率が高くなる
中学生は身体的にも内面的にも大きな変化が見られ、対人関係における同姓や異性への意識が複雑に変化していきます。
小学校に比べてクラスの人数は増え、教科担任制になり、勉強の内容も高度になります。
担任教師が一人一人の子供とのコミュニケーションを取る時間も少なくなる
担任教師との接点が少なくなることで、担任教師が一人一人の子供とのコミュニケーションを取る時間も少なくなり、発見が遅れることがあります。
広汎性発達障害の児童は、その障害の特性から環境の変化に弱い
広汎性発達障害の児童は、その障害の特性から環境の変化に弱く、周囲の反応に敏感で、見通しのもてないことに不安を感じやすく、普段と同じ行動パターンを維持しようとします。
年齢的にも思春期に入っていく広汎性発達障害の中学生は、精神的、身体的、環境的な大きな変化により、学校生活で不適応を起こしやすいといえます。
いじめやからかいの対象になり、成績が落ちるようになり、やがて不登校に
さらに通常学級で適切な理解者がいない場合は、いじめやからかいの対象になり、成績が落ちるようになり、やがて不登校になる場合があります。
軽度の広汎性発達障害の不適応を予防し、中学生生活を豊かなものにするためには、個別の支援計画、教職員全体の共通理解と一貫とした対応が必要であるとされています。
不登校の子どもの話を聞くテクニック
通常、不登校の子供を持つ親御さんの大半(特に子供が不登校初期の親御さん)は親の考えを子供に伝えようとしてしまいます。
なかには、子供を親の望む方向に動かそうと助言する親御さんもいます。
そうして不登校対応した結果、子供の状態は悪化に向かうばかり……
そんなケースが“普通”と言っていいほど、大半の親御さんは対応を間違っています。
それは、ある意味しかたありません。「不登校の子供を持つ親」になるのはほとんどの方が“初体験”で、あまりにも知識と経験が不足しているために何をどうしていいかよくわからないのですから。
対応を間違えてしまった親御さんは、自分自身を責め過ぎないように気をつけてくださいね。あなたは“初体験”で何も分からない中、よくやってきたのです。
「親の考えを伝えようとする不登校対応」や「親の望む方向に子供を動かそうとする不登校対応」でとことん子供の状態を悪化させてしまった親御さんは、ある時、直感的に気づいたでしょう。
「今のやり方では状況が悪化する一方だ……」
と。
まだ気づいていない親御さんは、これから気づきます。
「今のやり方では状況が悪化する一方だ……」
と。
そう気づいた時、自分自身のひらめき(または新たな情報収集)で「聞くことの重要性」を悟るものです。子供の話を聞くアプローチに変えれば、子供の状態が良くなり始めることに気づくんですね。
※「聞く」ではなく「聴く」が適切な表現ですが、ここでは一般の方に合わせて「聞く」と表現させていただきます。
そうして子供の話をよく聞こうとするのですが……
その道は予想以上に困難でしょう。
・それまでの間違った不登校対応で親子間の信頼関係が崩壊していて話を聞こうとしてもあまり話してくれない
・ちゃんと聞こうと思っているのに、ついつい子供の話を途中でさえぎって自分(親)の話を語ってしまう
・そもそも無口な子供なので会話が続かない(※)
※このケースの大半は、親の勝手な思い込みです。本当は無口でもなんでもないのに、親が勝手に「この子は無口だ」と思い込み、その思い込みに応えるようにしゃべらないだけなのです。実際、私も親から無口だと思われていましたが、生まれてはじめて彼女ができた瞬間から彼女にはペラペラとしゃべるようになり、 親から驚かれました。無口な子供の大半は、無口にさせる親のもとで生活しているだけなのです。
こうして次々と壁が立ちはだかります。そこで挫折して、いつの間にか「間違った不登校対応」に戻ってしまうケースがほとんどです。
スキルは一日では身につきません。継続的にトレーニングを続けてはじめて身につくものです。試行錯誤しながらも継続して傾聴スキルを磨き続けましょう。
子どもが不登校になった際に気をつけること
最低限のことに気をつけておけば病気の治りが早くなるように、不登校も親が最低限のことに気をつけておけば改善が早くなります。
安静にする、食事に気をつける…など、最低限のことに気をつけておけば病気の治りが早くなりますよね?
それと同じように、不登校も親が最低限のことに気をつけておけば改善が早くなるのです。
※誤解のないように言っておきますが、不登校を病気だと言っているわけではありません。ただ、病気にたとえると説明しやすいので、あえてここでは病気にたとえて説明させていただきました。
これは不登校の改善過程だけではありません。
不登校が改善した後も同様です。
最低限のことに気をつけておけば病気再発リスクを下げられるように、不登校脱出後も最低限のことに気をつけておけば不登校再発リスクを下げることができます。
これから、不登校対応で親が実行すべき最低限のことをお伝えしていきます。
これからお伝えすることをしっかりと意識し、実行していけば、お子さんの不登校改善が早くなるのはもちろん、学校に行くようになった後も不登校再発リスクを下げることができ、着実に輝かしい未来に進むことができるでしょう。
【本題に入る前に】
本題に入る前にまず覚えておいていただきたいことは、「簡単なことがおろそかなのに難しいことをしようとする親御さんが多い」という点です。
難しい本を読み始めたり、一般の傾聴テクニックを自己流で不登校対応に使おうとしたり、マニアックな心理学を不登校対応に応用しようとしたり…
いきなり難しいことに挑戦して肝心の基本的なことがおろそかになっている親御さんが非常に多いのですが、それは基本的なトレーニングを全くせずにフルマラソンに挑むようなものです。
途中でリタイヤするのは火を見るよりも明らか。
怪我をしたり体を壊したりするリスクも非常に高いでしょう。
フルマラソンであれば自分が苦しむだけなのでまだいいと思いますが、不登校対応は自分だけが苦しむわけではありません。親御さんが基本的なことをサボってしまうと、親御さんだけでなくお子さんまで苦しむことになります。
そんなこと誰も望んでいませんよね。
だからこそ、難しいことをやる前に基本的なことができていますか?と問いかけたくて、不登校対応で最低限やっておかなければならないことを書くことにしました。
これから1つずつ説明していきますので、ひとつひとつ、自分自身ができているかかどうかに意識を向けながら読んでみてください。
これからお伝えすることのすべてがしっかりとできていれば、確実にお子さんの不登校改善はスピードアップしますよ。
感謝
あなたは、今、子供が生きていることに感謝していますか?
子供が生きていることそのものに感謝していますか?
子供が生きている、それだけでとてつもなく素晴らしいことですよね。
これ以上ないくらい、ありがたいことですよね。
そもそも、子供が生まれてくれただけで感謝してもしきれないでしょう。
そのことを忘れていませんか?
誤解を恐れずに言えば、不登校なんて些細なことです。
もし、子供が明日死んでしまったら、
「学校に行くとか行かないとかどうでもよかったな……もっと子供と過ごす時間を楽しんでおけばよかったな……」
と後悔するでしょう。
まずは、子供が生まれてきたこと、そして今生きてくれていることに感謝しましょう。生まれてきたあの日の感動を思い出しましょう。
その感謝のベースがなければ、どんな不登校対応を頑張ったって無駄です。「感謝すべきことに感謝していない」という罰当たりなことをやっていたら、子供の状態が良くなるわけがありません。
これは宗教的な話ではありません。
あなたが「今恵まれていることに感謝していない」というマインドであれば、それは不平不満。不平不満を抱いている人に素晴らしい協力者はなかなか現れませんよね。
短期間で子供の不登校を直してしまう親御さんは、みなさん、今恵まれていることに感謝する素敵なマインドの持ち主です。今恵まれていることに感謝する人だからこそ、まわりの人たち(学校の先生・カウンセラー・親戚・友人知人・塾の先生など)が「もっと喜ばせてあげたい!」と思い、一生懸命力になってくれて、その素晴らしい協力のおかげで子供の状態がグングンよくなるのです。
もちろん、「この子が生まれてきてくれただけでありがたい、生きてくれているだけでありがたい」と思う気持ちは子供にも伝わります。その気持ちを感じ取った子供は、「親からこんなふうに思われる自分は価値があるんだ」と感じやすく、自己肯定感を取り戻すでしょう(失わないでしょう)。
そうすれば、その自己肯定感のパワーで前に進み始めます。学校に行き始める、転校を決める、外出する、運動する、好きなことを始める……前進の形が何かは子供によって異なりますが、必ず前に進み始めます。そうして、着実に不登校脱出へと向かうのです。
まずは、子供が生まれてきたこと・今生きてくれていることに感謝しましょう。
できれば、一日に一度でもいいので声に出して言ってみてください。
「○○(子供の名前)、生まれてきてくれてありがとう。あなたが今生きているだけで私は幸せだよ」
親の気持ちのベースが「感謝」で満たされていくと、状況が好転し始めます。
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この度は僕のブログを読んでいただきありがとうございます。
当ブログは不登校だった僕が受験勉強で死ぬほど人生変わったので、そのことについて一部始終書いています。
もし今不登校で自分の将来に悩んでる方が見て、少しでも勇気が出たら嬉しいです。
ちなみに僕の人生が変わったきっかけはこのブログを見てからなので興味ある方は是非↓
【慶應早稲田なんて簡単だ。最後にSFCに2ヶ月で受かった個別指導生徒とのLINE@の案内あり。】
さらに僕が受験勉強する上で影響受けた動画はこちらです。