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- 1 不登校になってしまったら、まず、親はどういう反応をする
- 2 厳しい親、理想を押し付ける親、完璧さを求める親、放任する親、子供の話を聞いてあげる親
- 3 親は子供の自立を支援する必要がある
- 4 社会性、コミュニケーション、イマジネーションの特徴
- 5 広汎性発達障害の子どもはADHD、LDを併せ持っていることも
- 6 発達障害の中学生が対人関係や勉強でつまずき、不登校、ひきこもりに
- 7 家族だけでは解決できないので、専門家のアドバイスを受けることも必要
- 8 中学生は環境的な変化はもちろん、精神的、身体的な面においても大きな変化を経験する
- 9 障害の特性をよく知った上で将来の進路を考えていくことが大切
- 10 基本人間は、問題が起こると、環境のせいにしたり相手を非難することを優先する
- 11 カウンセリングに申し込む際の注意点
- 12 子供の頭に浮かぶ等式
- 13 カウンセラーの先生は“いい人”なので危険
- 14 カウンセラーがよく犯すミス
不登校になってしまったら、まず、親はどういう反応をする
子供が学校に行きたくない、不登校になってしまったら、まず、親はどういう反応をするでしょうか。
厳しい親、理想を押し付ける親、完璧さを求める親、放任する親、子供の話を聞いてあげる親
厳しい親、理想を押し付ける親、完璧さを求める親、放任する親、子供の話を聞いてあげる親、、、親になったからといって大人が皆人格者ではありません。
親も人間なので、子供の気持ちをすべてわかってあげることなどできません。
親は子供の自立を支援する必要がある
ただ、親の態度や対応が子供の気持ちに添えない時には、解決どころかますます悪化してしまうことがあります。
子供だからといってコントロールしようとしたり、子供の言われるままになるのではなく、親は子供の自立を支援する必要があります。
広汎性発達障害が原因だった場合は専門医の診察を受け、親も障害について理解しましょう。
社会性、コミュニケーション、イマジネーションの特徴
広汎性発達障害の特性であるウィングの三つ組み(社会性、コミュニケーション、イマジネーションの特徴)は、目に見えないために、特に定型発達の人が理解しにくいものです。
感覚による過敏はないか、何故些細なことにこだわるのか、コミュニケーションのとり方、勉強はどうか、得意、不得意な分野は何か、、、
広汎性発達障害の子どもはADHD、LDを併せ持っていることも
発達障害は先天性の脳機能の障害なので、本人の努力が足りないとか、とても神経質だとか、いつも落ち着きがない、怠けているだけではないのです。
これらのことを知らずに、厳しくしたり、励ましたり、放任したりしても解決にはなりません。
広汎性発達障害の中学生が不登校になったときの具体的な対応は
広汎性発達障害の中学生が不登校になってしまい苦悩している親は少なくありません。
親と子ども間の葛藤は大変なもので、何年にもわたる不登校、ひきこもりにどう対処したらいいか行き詰まっている人も多いです。
毎日一緒にいるだけに、お互いに感情的になり悪循環に陥ります。
以前NHKのハートネットTVで思春期の二次障害に対してどう取り組むかという放送がありました。
発達障害の中学生が対人関係や勉強でつまずき、不登校、ひきこもりに
軽度の発達障害の中学生が対人関係や勉強でつまずき、不登校、ひきこもりになってしまうケースは多いそうです。
子供が学校に行かずに、一日中部屋にこもってゲームをしているとしたら親はキレますよね。
そんな中で、親が子どもに寄り添い、外に出るように働きかけ続けた親はすごいと思います。
世間体もあり、なかなかできないことだとは思うのですが、子どもを批判するだけでなくしっかりと向き合っておられます。
子どもとの距離を置いて、できることからはじめていくのはとても忍耐が要ることであり、親の今までの知識や経験、価値観さえも変えなければなりません。
家族だけでは解決できないので、専門家のアドバイスを受けることも必要
広汎性発達障害、ADHD、LDなどの発達障害を持つ子供は、100人に1人といわれており、現代では決して珍しい障害ではありません。
中学生は環境的な変化はもちろん、精神的、身体的な面においても大きな変化を経験する
中学生は環境的な変化はもちろん、精神的、身体的な面においても大きな変化を経験する時期です。
普段から何でも話せる友達や、良い親子関係を築いていれば良いのですが、忙しい日常、ひっきりなしに入ってくる情報に振り回されて、さほど重要でないことに時間を費やしていることも多いのではないでしょうか。
障害の特性をよく知った上で将来の進路を考えていくことが大切
広汎性発達障害を持つ子供は、障害の程度にもよりますが、様々な生きづらさ、勉強に対する困難さを抱えています。
よき支援者、指導者につながること、親がよき理解者になること、障害の特性をよく知った上で将来の進路を考えていくことが大切です。
実際親は中学生の子どもにどれだけ関心を持っているでしょうか。
自分の場合は自閉症についても、広汎性発達障害についてもわからないことばかりでした。
子どもを親の力で押さえつけようとしても、かえってパニックになりました。
基本人間は、問題が起こると、環境のせいにしたり相手を非難することを優先する
基本人間は、自分は正しいと思っているので、問題が起こると、環境のせいにしたり相手を非難することが優先しますが、問題が起こったときには、自分を顧みる必要があります。
対人関係や勉強に悩んでいる我が子に寄り添い、前向きに支援していこうと思えたとき、不登校の問題にも解決の糸口が見えてくることでしょう。
カウンセリングに申し込む際の注意点
子供の不登校で悩んでいる親御さんの中には、子供にカウンセリングを受けさせることを考えている親御さんもいるはずです。
カウンセリングという名称でなくても、何らかの形で第三者の専門家と子供を対面させる選択肢を考えている親御さんは多いはず。
「不登校を直して欲しい……登校できなくてもいいから少しでも子供が元気になって欲しい……」
そんな思いで、不登校カウンセラーなどの専門家に直接子供を会わせようとする親御さんも多いんですよね。
それが良いことか悪いことか、それは一概には言えません。
不登校カウンセラーに話を聴いてもらって登校し始めた子供もいますし、逆に、不登校カウンセラーと対面したことですっかり心を閉ざしてしまい完全に引きこもってしまった子供もいます。ケースバイケースなので単純には言えないでしょう。
ただ、割合として考えれば、不登校カウンセラーなどの専門家に直接会うことを嫌がる子供は多いものです。
私の不登校サポートに申し込む親御さんの声を聴いてみても、「子供をカウンセラーに会わせたことが失敗だった」と後悔するケースが非常に多く、その割合の大きさは無視できません。
子供の頭に浮かぶ等式
私も元不登校なので実感としてわかりますが、子供の頭の中にはこんな等式がぼんやりと浮かびます。
不登校カウンセラーなどの専門家に直接会う = 病的または問題を抱えている状態
つまり、自分が病人や問題児として扱われているような感覚になるので、不登校カウンセラーなどの専門家と直接関わることに子供は嫌悪感を抱くのです。
ですから、絶対にやってはいけないことの1つが、親が無理やり子供をカウンセリングに連れていく行為です。これをやったら不登校悪化(長期化)は間違いないと思ってください。
親から無理やり不登校カウンセリングに連れていかれた子供は、「自分は親から病人か問題児のように思われている」と感じます。それ以前に、自分が“出来損ない”のように思われていることを薄々感じているのですが、その薄々の思いがカウンセリングに連れていかれたことで明らかになり、確定するのです。
そうして「自分のことを認めてもらえていない悲しみ」が生じ、自分を否定的に見る親の存在を敵視するようになり、親のサポートを拒否、親を信じることすら難しくなり、不登校問題が複雑化していくんですね。
厄介なのは、そうした子供の気持ちがすぐには表に出てこない点です。不登校の子供の多くが優しくて繊細で親思いの心の持ち主なので、自分の悲しみや不信感をすぐには表明できません。「こんな気持ちを親に知られたら親を傷つけてしまう。悲しませてしまう」と感じて、必死でブレーキをかけるのです。
その抑圧がますますその子をパワーダウンさせ、ますます不登校から抜け出しづらくなる……
こうして不登校長期化に向かいます。
ですから、無理やり子供をカウンセリングに連れていくことはお勧めしませんし、すでにそういうことをしてしまった親御さんには一日も早く親子間の信頼関係を取り戻すためのトレーニングを始めることをお勧めします(※)。
カウンセラーの先生は“いい人”なので危険
1つ覚えておいていただきたいことは、子供と直接会う形での不登校カウンセリングを行なっている先生は“いい人”なので危険!という点です。
どうして“いい人”なのに危険なの!?と思われるかもしれませんが、その理由は単純明快。カウンセラーの先生は“いい人”なので「しなくてもいいことまでしてしまうリスク」が高く、そのリスクの高さで子供を不登校悪化に向かわせてしまう可能性があるのです。
もちろん、一流のカウンセラーならそんなことにはならないのですが、今の日本で一流のカウンセラーと呼べる人が何人いるでしょうか?
その一流の先生の中で不登校対応に特化して勉強されている先生は、何人いるでしょうか?
仮にそういう先生がいたとして、あなたが通える範囲の地域でその先生が開業しているでしょうか?
そのあたりを考えれば、子供が一流の不登校カウンセリングを受けられる可能性は極めて低く、リスキーだとわかるはずです。
そうである以上、不登校の子供がカウンセリングを受ける場合、そのほとんどは前述のリスクにさらされます。カウンセラーが「しなくてもいいこと」までしてしまい、それによってかえって不登校が悪化してしまうのです。
カウンセラーがよく犯すミス
よくあるケースは、子供の発言を真に受けて、その発言をもとにカウンセラーが親を動かそうとするミスです。
例えば、子供の話を聴いていて「どう考えても両親が悪い」と判断できる内容があったとしましょう。
一流のカウンセラーならそこで“判断”をしませんが、“いい人”のカウンセラーはそこで善意が芽を出します。
「この子を私が守ってあげなければ!」
「この子を助けてあげたい!」
そんな気持ちが芽生えるのです。
その善意にブレーキはありません。悪意なら後ろめたさのようなブレーキがかかりますが、純粋に善意でやっている場合、ブレーキをかける理由は何もないので、全力で動いてしまいます。
そうして、カウンセラーはお母さんを動かそうとします。お母さんと二人で対面する機会を設け、それとなく忠告するのです。
そこにはお母さん経由でお父さんまで動かそうとする意識があります。“両親”が悪いと判断できる内容があったのですから、お父さんまで動かさなければ!と使命感に燃えているのです。
そうして忠告した内容をお母さんは自宅に戻り、お父さんに伝えます。
「私たちが悪かったみたい」
と。
すると状況をよくわかっていないお父さんが「なんだ!そのカウンセラーは!!」と怒り出し、その怒りの矛先はお母さんや子供へ。「お前がちゃんと子育てしていないから親のせいにするような甘ったれになったんだ!」とお母さんが怒鳴られたり、「お前は俺たち(両親)が悪いと思ってるのか!?自分の不登校を親のせいにするのか!?」と子供が責められたり……
こうして、カウンセラーという登場人物が加わったことで家族全体がグチャグチャになり、かえって不登校悪化に向かわせてしまうケースがあるんですね。
もちろんこれは一例で、実際にはもっとひどいケースもあります。純粋な善意で子供の部屋の前までカウンセラーがやってきて、それによって家庭崩壊した例もあります。
カウンセラー選びを間違うと「The End」になりかねないので気をつけたほうがいいですし、そもそもカウンセラーと子供を直接会わせるのが正解か深く考えてみたほうがいいでしょう。
カウンセラーなどの専門家と子供が直接対面する形でのサポートを選ぶ方は、そこにあるリスクを考慮した上で慎重に専門家を選び、子供の意思を確認した上で申し込みましょう。
基本的には、子供自ら「カウンセリングを受けたい」などと言ってこない限り、専門家と子供が直接会う形でのサポートはお勧めしません。子供自身が専門家と直接会う形での支援を希望していて、その上で親御さんが慎重に専門家を選び、本当に大丈夫そうなら申し込みましょう。
それくらい徹底しないと本当に危険ですので、甘く考えないでくださいね。
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この度は僕のブログを読んでいただきありがとうございます。
当ブログは不登校だった僕が受験勉強で死ぬほど人生変わったので、そのことについて一部始終書いています。
もし今不登校で自分の将来に悩んでる方が見て、少しでも勇気が出たら嬉しいです。
ちなみに僕の人生が変わったきっかけはこのブログを見てからなので興味ある方は是非↓
【慶應早稲田なんて簡単だ。最後にSFCに2ヶ月で受かった個別指導生徒とのLINE@の案内あり。】
さらに僕が受験勉強する上で影響受けた動画はこちらです。